
2009年2月、和歌山工場に保存されている日本で最初の「ベンゼン精留装置」が、「近代化産業遺産」(経済産業省)に認定されました。
経済産業省では、幕末から昭和初期に至る産業近代化の過程で革新的な役割を果たした建造物や機械装置などの価値を顕在化させ、これを地域活性化に役立てることを目的に、平成19年度より産業等の分野ごとに「近代化産業遺産」の認定を行っております。
我が国最初のベンゼン精留装置は、当社の創業者である由良浅次郎が、第一次世界大戦により輸入が途絶えていた染料の原料であるアニリンを国産化するため、大正3年(1914年)に独力で建設したものであり、このベンチャー・スピリットが化学発展の礎となり産業の近代化に貢献したものとして、今回その価値が認められたものであります。
当社は、このたびの認定を通じて地域社会の活性化に寄与できることを念願するとともに、創業者が残した功績の意義をあらためて認識し、創業時より受け継いでまいりましたパイオニア精神をより一層発揮させて、ますます高度化・多様化するニーズに的確に応えた独自の技術と製品の開発・創出に努めていく所存であります。